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2017年04月21日

ANK免疫細胞によるがん治療の信頼性って、どんなもん?

がんは生易しい病気じゃありません。現段階では「こうすれば確実に治る」という方法は、見つかっていません。
そこで多くの人は、世の中にあふれている本当かウソかわからない情報を試してみることになります。

私も再発組なので、ANK免疫細胞療法なるものに興味を持ち、著者の本とクリニックのサイトのプリントアウトを持って、神奈川県立がんセンターの主治医の先生に聞いてみました。

すると「これは何百万円もかかって、効果はまったくありません。わかっているんです。アメリカだったら裁判になってつぶれるはずですが、日本はそういう社会じゃないので、やっていられるんですよ」とのこと。
また、「がんセンターにも免疫科はありましたが、効果がないことがわかったので、現在は稼働していません」とこと。

ただ、一般人から見ると、「保守的な医師が新療法を認めないという構図もあり得るかな」という気もします。
主治医の話でだいぶ興味は失せていましたが、仕事のついでに立ち寄るよう、すでに一軒のクリニックにアポを取ってあったので、行ってみました。評判もわからないし、自分の目で見てみないとね…。

まず費用ですが、430万円かかるとのこと。もちろん基本料金で、これにいろいろ加算されます。
それから「何人中、何人が治ったか(寛解したか)」を聞いてみました。

すると「ANK療法は本人の細胞の状態によって効果が全然違います。いい加減な数字ならいくらでもお見せできますが、単純に数字を示すことが誠実だとは思いません」とのこと。

「何人中、何人が治ったか」なんて、数字でシンプルに表せるはずであり、それを示さないことがなぜ誠実なのかは、理解できませんでした。「いい加減な数字でもよいから見せてほしい」と言ってもよかったのですが、相手の目の動きや話し方、クリニックに漂う雰囲気などから「ああ、これはウソだな」と感じ取っていたので、それ以上は聞きませんでした。

冷静に考えれば、免疫細胞の培養(NKもANKも)なんて、医師じゃなくても生物学系の研究者や薬学者なら普通に考えつくアイデアであり、「先端医療」というより「旧態依然として捨てられた手段」と見るのが自然でしょう。そんな誰でも考えつくアイデアがなぜ普通の病院で取り入れられていないのかを考えるべきです。

それに、細胞の培養にこれほどの費用がかかるのもおかしいです。「アメリカでできなくて、日本の技術的なこだわりでできた」と聞きましたが、どうも怪しい。詐欺師のロジックじゃないかな?

第一、もし、本当に効果があるなら、保健診療でできるようになっているはず。

結論から言えば、ANK免疫細胞療法(あるいはNK細胞療法)はウソだと思います。
現在のところ、副作用が大きいとは言え、抗がん剤治療を基本に、自分なりの健康法を地道に続けていく方が、地味ですが確かな効果がありそうです。
posted by たぬたぬ at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 病気・医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする